9月15日(日)フェルデンクライス・メソッド®ワークショップを愛媛県四国中央市にて開催いたしました。今回は「しなやかに動く」をテーマとして、一日楽しく探究いたしました。「しなやかに」を考えてゆくと、なめらか・優雅・連動して・協調して・効率よく・見合った…などなどのワードが挙げられました。日本人は特に、所作や立ち居振舞いとして馴染みがあり、日本舞踊、茶道や華道にも通じています。ワークでは「立っていること」「座っていること」から始め、座る~立つを結び付けてゆきました。立とうという意識を捨てて、立てることを探求します。とても難しかったようですが、立ててしまったという感じです。目的を手段から切り離すことで、余計な緊張や努力が無くなることを実感していただきました。普段の生活や行為において、いかに不必要な緊張や努力をしているのかを感じていただけました。次に立った姿勢から床に座る、床に座った姿勢から立ち上がることを可逆性のある動きで行いました。行きと帰りの道が異なるので、途中で止まれない、戻れないといったことが生じます。さらに応用して、椅子に座った姿勢から床に座る、床に座った姿勢から床上に仰向けに寝るなど、螺旋の動きで姿勢を変えてゆきました。しなやかさを手に入れるためには、方法や手順ではなく、自然の法則に逆らうことなく努力を減らすことが重要です。動きを楽しみながら探求するという、赤ん坊のころの感覚を取り戻すことで、実生活や対象者への取り組みに活用・応用・還元するアイデアが湧き出てきましたね!参加者の皆様、お疲れさまでした。